製品詳細
安全性と経済性を追求した 斜面設置型の雪崩予防柵
変形抑制型ポケット式崩落雪防護網工法
スロープガードネットSタイプ
スロープガードネットSタイプ
スロープガードネットSタイプ
工法概要
スロープガードネットSタイプは、積雪地域の急斜面などで発生する崩落雪対策製品として開発された崩落雪防護網工法です。斜面から崩落してきた雪をポケット部に堆積させることで、崩落雪から防護対象物を守ります。
構造
構造は、支柱、金網、ワイヤロープで構成され、アンカー基礎構造によって支持されています。
構造は、支柱、金網、ワイヤロープで構成され、アンカー基礎構造によって支持されています。斜面上に設置した支柱の頭部から斜面下端にかけて金網を設置することによって、崩落雪を堆積させるポケット部を形成します。
変形量の小さい特殊な高強度二重撚線金網と変形抑制用のワイヤロープによって、ポケット部に雪が堆積したことによる谷側へのネット張り出し量を最小限に抑えるため、道路際でも安心して設置する事が可能です。
製品の特長
1
施工性に優れた
シンプル部材
スロープガードネットSタイプは、支柱、金網、ワイヤロープ、ワイヤアンカー等のシンプルな部材で構成された工法であるため、従来の工法に比べて施工性に優れます。
2
道路際の設置でも安心できる変形抑制型構造
変形量が少ない特殊な金網と、変形抑制用のワイヤロープが、ポケット部の堆雪による道路側へのネット張出し量を最小限に抑えます。
また、ネットを主部材としているため透過性が高く、景観にも配慮した工法です。
3
斜面の大規模掘削が不要な斜面設置型工法
アンカー基礎構造なので、大規模な斜面掘削を必要としません。経済的に優れ、工期の短縮も図れる工法です。掘削による施工時の斜面崩壊リスクも回避できます。
また、道路脇の用地確保も最小限に抑えることが可能です。
実験
模型実験
1/10スケールの模型に、土砂を用いた疑似荷重を載荷している
・時期:2013年8月
・場所:新潟県
1/10スケールの模型に、土砂を用いた疑似荷重を載荷して、基本構造の確認を行いました。
フィールド試験
実物モデルを斜面に設置し冬期間観測
・時期:2013年11月〜2014年3月
・場所:新潟県
実物モデルを斜面に設置し冬期間観測することで、施工の安全性と金網からの雪のすり抜け、ワイヤロープの張力を確認しました。