再強フェンス Lタイプは、既設柵の柵高不足改善や老朽化対策に対応する補強工法です。既設の擁壁を再利用するため、従来対策よりも工期を短縮できます。
これまで、柵高不足の改善には、柵の撤去や再設置、コンクリートによる擁壁の嵩上げが必要でした。再強フェンスLタイプは、既設の支柱を残したまま、擁壁に支柱基部を設置し、新たな支柱を建て込むことができます。シンプルな工程で工事全体のコストが縮減できます。
製品詳細
施工期間が短く、廃材が少ない工法
工法概要
製品の特長
1
61kJ以下の落石エネルギーに対応
2
既設の擁壁を再利用
3
廃材を減らして環境負荷を低減
4
工期を短縮、廃材処理コストを縮減
5
施工時の道路占有期間を短縮
6
シンプルな工程で設置可能
従来工法(擁壁の嵩上げ)との比較(延長30m、柵高1.5m3→3.0mの場合)
従来工法(擁壁の嵩上げ) | 再強フェンスLタイプ | |
柵高不足の改善方法 |
・既設柵を撤去
・擁壁をコンクリートで嵩上げ ・落石防護柵を再設置 |
・既設柵を撤去が不要
(新設する支柱と干渉する場合は撤去が必要) ・擁壁の嵩上げが不要 |
施工期間 | 28日 | 14日(50%短縮) |
コスト | 101,000円/m | 96,000円/m(5%削減) |
実験
実験方法:実物供試体に対する重錘自由落下実験
供試体の諸元
柵高:3.0m
延長:15m(3スパン、支柱4本)
載荷条件
重重錘形状(※):多面体
重錘材質(※):鋼製殻+コンクリート
重錘密度(※):2.6t/m3
重錘質量:193kg
落下高さ:32.6m
衝突速度(※):V=25.2m/s
載荷エネルギー:61kJ
(※)対策便覧(2017年12月改訂版)実験条件
供試体の諸元
柵高:3.0m
延長:15m(3スパン、支柱4本)
載荷条件
重重錘形状(※):多面体
重錘材質(※):鋼製殻+コンクリート
重錘密度(※):2.6t/m3
重錘質量:193kg
落下高さ:32.6m
衝突速度(※):V=25.2m/s
載荷エネルギー:61kJ
(※)対策便覧(2017年12月改訂版)実験条件
再強フェンスLタイプは、実物供試体による衝撃載荷実験を行い、落石捕捉性能が確認されています。
実験は、落石対策便覧(2017年12月改訂版/ 公益社団法人日本道路協会)の実験による性能検証の条件に適合しています。
実験は、落石対策便覧(2017年12月改訂版/ 公益社団法人日本道路協会)の実験による性能検証の条件に適合しています。
施工手順
1
既設ワイヤロープ、金網の取り外し
2
支柱基部アンカー設置
3
支柱建込み
4
ワイヤロープ設置
5
金網設置
6
完成